なぜヒトは木が好きなのか?植物とヒトの歴史を探る!📖

 店長は 休みの日には大学の木造研究室に勉強に
行ってます

時の流れは 速いもの。教授も 今年で 定年に(゚д゚)

君子淡交 こんなに長く続くとは思いませんでした。

教授、 きっと次のお別れは 奉斎殿ですね (葬儀( ノД`))

そんな木造研究室の棚からひとつかみ、、、

今回は材木店店長の姪(外注された←)より、本のご紹介です😄

『縄文杉は何を見たか 花粉と文化の交流』丸野内棣 著 社会思想社・現代教養文庫(1976年)

一見、古そうな本だな…と思うかもしれませんが、読みやすい。
ていねいに植物の進化の歴史とヒトによるその発見・利用について説明してあります。

まずは材木店のブログらしく、木について取り上げられていたところから。

『日本書紀』に遡ると、「スギクスノキは舟に、ヒノキは宮殿に、マキは棺に用うべきである」との記述があって、実際に出土している棺や舟はその通りにできていたそうな❗️

これはまた、目的に合った性質を備えた木材でもあるらしく、たとえばマキというのは水に対して強く、腐りにくいものだった。
古代の神話に、ひとびとの「生活感」みたいなものが現れると、なんだか本当に生きていたんだなあ〜って、ほっこりした気分になりますね🎶しかし賢いなあ、むかしのひと……。

さらに日本で「木材」といえば、木造建築ですね。最近「木の温かみ」みたいなの流行ってますけど、かつてどうして木で家を建てたのかといえば当然、それが頑丈だったから。

木材の特性とはズバリ、

曲げに対して強く、加工性に富む

ということ。

曲げに対する強度、というののヒミツは年輪にあり。
つまり、柔らかい春材と固い秋材でできた年輪が交互に繰り返されることで、引き延ばされたり圧縮されたりすることに耐えられるしなやかな材になっている。

そして、加工しやすさというのが、美しい木造建築が作られるためのもうひとつのカギになっています。

今後お寺とかに行った時、ぜひぜひ注目していただきたいポイント、「組み物」です。
いま大学で取ってる授業のスライドなんですが、この具材が組み合わさってできている部分ですね。唐招提寺の場合、法隆寺金色堂よりもぐっと軒を大きく張り出すために、より複雑な構造になっていますが、このように木のパズルみたいなものを作って、てこの原理で梁をしっかりと支える、というわけなんです。すごい!

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第2章から4章は、うって変わって、ダーウィンの進化論、遺伝子構造の解明、細胞の働きと植物の発達と光合成、と生物史的なお話が続きます。だけど、小エピソードがいちいち面白いのです。

「何とそこにはカボチャに似たある種の果樹が生えているのだ。その果実は熟せば半分に裂け、そこから小動物が顔を出す。この小動物は小さな羊によく似ていて、肉も骨も血も持っており体の表面は羊毛で覆われている(…)」

と『旅行記』という14世紀の著作の一節が抜かれていて、そしてそれは、「ヒツジの木」として植物学や地理学の本で紹介されていたっていうんです。

「ヒツジの木」……正体はなんとワタでした❗️その想像力にまたもやほっこり。(;д;)

さらにさらに、カルビン・ベンソン回路アベリの実験RNAとリボソーム被子植物と裸子植物など、センター試験の生物基礎の内容がかなりわかりやすく説明されていたので、受験勉強にもおすすめかも。

イラストもかわいい❤️(ただし、子どものしゃべり方が子どもじゃない。笑)
どこかの出版社が再版しませんかね、、

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シメについているコラムでは、「木」が中国の五行思想において首位にあたることを引いて、「木は四季、春夏秋冬の最初の春を支配する。一陽来復して、一年は春からはじまる。萌え出ずる木の芽、木はまさに生成のはじまりを象徴する」とあります。ゲームとかだと回復役のイメージですが、隠れた最強キャラだったわけですね!!!

木や紙に囲まれていると、デザインの巧拙を超えて人間が落ち着くわけがわかるかも?

誰か、再版を、、してくれませんかね(*゚ロ゚)(*゚ロ゚)(*゚ロ゚)

材料を買って自分で「木の巣」を作りたい人は

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木材をたくさん使った家を作りたい人は

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プロフィール

材木店店長

Author:材木店店長

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ウェブで 木材の通販 (塗装、組み立てなどの加工 も 可能) のほか、 一級建築士として、住宅の設計施工もしています。フランス語を勉強していた筈なのに、何故? しっくいや無垢の木など、自然素材を使った住宅設計が分野です。


大したことはないですが、昔からの材木族のため、木材の種類には少しは詳しいかも知れません。

趣味は建材のカタログを読むことと、文章を読んだり書いたりすることです。


この世の中にまだない、いいものやいい仕組みを作ることが
できるのではないか,
自分は何かできるのかと発達するウェブの世界をのぞく度、心震えています。



わくわくすることに出会うと、我慢出来ずに没頭するけど、
そんなんで生きて行けるのだろうか。周りの人は大丈夫なのか?


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