大震災後のベニヤについて

 大震災後構造合板がありません。問い合わせの用語が混乱しているようなので、ここで、ベニヤの種類について述べておきます。
 
 大きく分けて、ラワンベニヤには、下地用とT1、T2、と言われている造作用のものがあります。
そして、下地用のベニヤと同じ用途に使われるものとして、
構造用パネルと呼ばれる「OSB」があります。

 まず、「野地ベニヤ」といわれているものは、「9mmのラワン構造用合板特類 F4」 に当たります。ここに色々な情報が含まれていますね。こんなに!

1 厚みが、9mm
2 樹種が、ラワン
3 強さの認定が、構造用の倍率取れている
4 糊の強さが、常時水にぬれても大丈夫(特類)
5 ホルマリン放出量が、少ないので室内に使っても面積の制限がない(F4)

「野地ちょうだい。」
「ラーチでもいい?」
こういう会話もよく聞きますが、ラワンが入手しにくくなったこともあり、
上記2の樹種が針葉樹のパインに置き換わったのがこのラーチというものです。
ちなみに昔は9mmを「ノジ」と言いましたが、今は12mmを使っている所も多いので、単に用途として屋根の下地に使うベニヤをくれ、と言う意味にも
なってます。

 次に「コンパネ」と言われているものですが、住宅関係者がコンパネというときは、壁や床の下地として使えるベニヤという意味です。
せき板に使うコンパネと住宅関係者が言う「コンパネ」は全く違うものです。
ですから、「こーぞー」と呼ぶ方もいらっしゃいます。
「こーぞー」を解読すれば、「12mmのラワン構造用合板 特類 F4」に当たり、「ラーチ」といえばラワンが針葉樹になったものです。再生可能資源として最近はラーチが主流です。

ベニヤの接着剤は、特類、T1、T2 の順に水に強くなっています。
ですから、野地ベニヤの場合は特類は必要ですが、室内に面していないため、
F4は必要ありません。

構造用パネルであるOSB、JAS認定品は、よく使われるのは、
1 厚みが、9mm-12.5mm
2 樹種は針葉樹
3 強さの認定が、構造用の倍率を取れている
4 糊の強さが、常時水にぬれても大丈夫(特類)
5 ホルマリン放出量が、少ないので室内に使っても面積の制限がない(F4)

という品です。
壁と床に分けて考えます。
まず、壁。
OSBの9.5mmはJASの4級であり、11-12.5mmはJASの3級です。
構造合板と同じ、壁倍率2.5倍は9-12.5mmのOSBで代えて
大丈夫です。
ちなみにOSBを買おうとすると、メーカーによって、11mmだったり12.5mmだったりしますが、木片を固めて作るため、その木片の強度によって3級取れる厚みが変わるのではないかと思っています。ですから、11mmだから、12.5の構造合板より弱いという考えはしなくて良いです。

床は、根太の状態によって倍率は変わってくるのでざくっと行きます。
12mmの構造合板に代えるには、15mm以上のOSBで大丈夫です。15mmが2級ですので。
OSBの施工方法については、前のブログを参照下さい。

本当に部材不足で大変ですが、知恵を使って、今までのやり方にとらわれず、
買占めをせずにやっていかないと、せっかく入荷しても、部材不足は解消しないでしょう。ゴールデンウィークぐらいには輸入のJAS合板が入荷してくるので、緩和されると思われます。


プロフィール

材木店店長

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ウェブで 木材の通販 (塗装、組み立てなどの加工 も 可能) のほか、 一級建築士として、住宅の設計施工もしています。フランス語を勉強していた筈なのに、何故? しっくいや無垢の木など、自然素材を使った住宅設計が分野です。


大したことはないですが、昔からの材木族のため、木材の種類には少しは詳しいかも知れません。

趣味は建材のカタログを読むことと、文章を読んだり書いたりすることです。


この世の中にまだない、いいものやいい仕組みを作ることが
できるのではないか,
自分は何かできるのかと発達するウェブの世界をのぞく度、心震えています。



わくわくすることに出会うと、我慢出来ずに没頭するけど、
そんなんで生きて行けるのだろうか。周りの人は大丈夫なのか?


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