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チルチンびと

 フィギュアスケート、ご覧になりましたか?
各国代表の衣装も鑑賞の楽しみですよね。
今年のオリンピックでは何が流行なのかしらと
目を皿のようにして見ています。
ジャンプ技術はともかく、
服のセンスはフランスやイタリアなどが素敵ですよね。
金髪碧眼でもロシアなんかはどうも垢抜けない。
なんなんでしょう。あの「垢抜けている」「いない」の違いって。
お金をかけている金額でも、容姿の差でもないような気がします。
国の後ろにある文化への憧れが垢抜けて見せるのでしょうか?
逆に、センス悪くても、技に切れがなくても、
そこがかわいい「ださかわ」の選手もいて、
それはそれで憧れない分可愛らしい。

チルチンびとと言う雑誌をご存知でしょうか。
広告を出しませんか、との営業が来ました。
雑誌のイメージに合ったところしか広告の依頼は
しないそうです。
確かに、当店の目指す家はチルチンっぽい。
壁はしっくいや珪藻土などの塗り壁ですし、
木に関しては、低予算でいいものを使っています。
しかし、お金をかけて広告は出さない主義です。
残念です!

当社は、中華街と元町の側にあり、
現在、中華街は春節、元町はチャーミングセールと、
町全体がお祭りのようです。
ついでに当社にも遊びに来てください^^
気候も春めいて来ました。
政府も太陽光やエコポイントなど、
住宅政策に補助を出しています。
リフォームは時期としては今年はいいのではないかと
思います。特に補助金などは、年度の初めから募集して、
お金がなくなったら終わりというものが多いようです。


囲炉裏から薪ストーブへ

 傾斜地に立つ平屋の古い家をリフォームさせて頂きました。
そうとう昔から有った家らしく、
なんと、床をはがすとそこからは四角い囲炉裏の火を炊いた跡が出て来ました。
と言っても、ほんの70年ぐらい前までは暖房と言えば火だった訳で、
考えてみればこの100年で人間の家は随分と進化したものです。
今は家で火を見るのは、レンジと仏壇のろうそくぐらいになってしまいましたし、
オール電化のお宅では全く炎を見ないという事もあるでしょう。
それはそれで大丈夫なのかとも思います。

 今回の施工ポイントは、「セルフビルド」「自然素材」「薪ストーブの設置」
でした。


改装前 台所

改装前です。
床はカラーフロア、壁は化粧ベニヤ、天井は石膏系です。いわゆる新建材で
囲まれた部屋となっています。


改装後

改装後です。床は15mmの無垢のパインフロアに自然素材のワックス塗です。
低く貼られた天井を撤去すると歳月を刻んだ梁が現れました。
天井は無垢の杉板を鎧貼にしました。重ねてある部分を三角に面とりすることで、
繊細に見えるのがポイントです。塗装はお施主様が貼る前に当社の
倉庫で2日かかって塗りました。貼ってみるとうっすらと木目が出て明るくて
梁がひきたっていますね。

壁改装前

改装前の壁です。
壁改装後

改装後の壁です。壁の珪藻土塗料はお施主様が塗りました。
特に子供部屋はお子様がそれぞれに色ガラスや、貝殻を埋め込んだ
楽しい壁になりました。
 どのように、工事とセルフビルドを両立させるか悩んだのですが、
リビングダイニングの下地だけ大工が仕上げて、
塗装と他の部屋はお施主様の方でなさることになりました。
お客様が一生懸命手を入れているのを見ると、つい、3本で済む釘も4本打つような
丁寧な仕上がりに大工もなっていくようです。
土壌には、ヒバの油を原料にした、シロアリ除けの薬を散布しています。
臭いをかいで見ると、特有の刺激臭はほとんどありません。

床板

床のアップです。パインにも色々ありますが、今回は節の少ないおとなしい目です。
節が少ないので、あまり山小屋風でもなく、おしゃれに仕上がりました。
薪ストーブの下にはタイルを貼りました。また、ストーブ側の柱は過熱すると危ないので、
ケイカル板を貼り、中に通気層を設けています。
 薪ストーブはまだ、完成していません。火が入るのが楽しみですね。
家族で火を眺めながら、昔にここで囲炉裏を囲んでいた過去に思いを馳せるのも、、
いつの間にか家は作るものでなく、買うものとなってしまいましたが、
完成が先延ばしされるのも、楽しみが増えてよいのかも知れないなあ、
と施主様に教えて頂いたお仕事でした。





平屋に減築

 住宅は足りています。
日本には戦後すぐに、質より量で建てられた大量の
住宅ストックが有ります。
そこに住んでいるのは主に、高齢者であり、子供も
巣立って行った今、そんなに沢山の部屋数は必要としていません。
そのような住宅の性能はあまり高くありません。
廊下が狭かったり、断熱材が入っていないため冬にはとても寒かったりします。
また、動線が一人暮らしの老人には少し長過ぎます。しかし、
一人一人にとっては素晴らしい家なのです。
 
が、一番大きな問題は、現代の耐震基準には合っていないということです。
阪神淡路大震災の時には、老朽化した住宅の倒壊により、多くの人命が
失われました。
犠牲者のうち、9割ほどが家屋、家具などの倒壊による圧死であり、その死者の
6割は地震後15分以内の即死であったと言われています。

研究室に、阪神の長田地区の写真があります。セロテープで貼付けられた一続きの生写真、
発生後すぐに現地で撮られたものです。
地震前の町並みと地震直後の町並みを同じアングルで撮っています。地震後は、梁が地面に落ち、
家が瓦礫の固まりになっています。
ああいうものを見ると、耐震は大事だとしみじみ感じます。
と、いいつつ、わたしのベッドの前には巨大本棚があり、地震時には圧死確定ですが(笑

政府は前述した不適格な住宅(このような言い方はしたくありませんが)ストックに対して、
耐震改修の補助金を出すさまざまな制度を行っています。
 例えば横浜市は耐震改修に関して150万の補助金をだしたり、公庫の融資で1000万円まで
安い金利で貸してくれます。
 また、新築住宅に関してはいえかるての導入、長期優良住宅への金利優遇などで、優良な
中古物件を増やし、中古住宅に上物としての価値を与えて流通を促そうとしています。

しかし、地場でお客様と接していると、このような政府の政策は
利用されていません。数字を出すとあれですが、全くお寒いばかり、税金の無駄です。

高齢者が何時まで住むか分からないのに、
新たに借金するとは考えにくいし、
なるべく手持ちのお金で、住宅の性能をあげようと
考えた時、耐震性があっても、お風呂も台所も
新品にならないのと、システムバスやキッチンが
高機能になるのとではどちらを選ぶでしょうか?
また、若者も、家に借金をすることには慎重になっています。

ここで声を大にして提案したいのは、
そのような住宅を平屋に減築することです。

平屋ならば、建築基準法上の必要壁量、は2階建ての半分になりますので、
特殊な知識も無く、耐震性をあげられます。
間取りも簡単に変えられます。

しかも、スクラップ&ビルドでないので、環境に優しい。
ということは、お金もかからない。
家の機能を高め、外観は新築同様になれば、
次に売るときも売りやすいでしょう。
小さい子供を持つ若い家族は、
土地代+アルファでとにかく家が持てるわけです。

沢山お金をかけて優良住宅の基準に合わせても
実際売るときの市場はまだ未知数なわけですから、
これは売買双方にとってお得な選択だと言えます。

思い出のある家に手を入れるのは勇気がいると
思いますが、今がその時、かも知れません。




住宅は買った方が得なのか

六本木ヒルズの森美術館に行って参りました。
子供連れで美術館、無理かな、と思いましたが、
確かに一つ一つの展示をじっくりと見る事はできませんでしたが、
偶然に街角で変わった事とすれ違うように、
「おっ」
「あれ?」
という刺激は受けられたので、
一人で行く時は、展示の意図を的確に辿るような見方、
家族で行く時は、日常をかすめる偶然の出会いを楽しむような見方と
気持ちを切り替えて見ることにしました。
一人で出かけられる機会などほぼ無いので。
空から見る東京はまるで、光のじゅうたん。
摩天楼が聳え立つ東京の夜景は、これで車が空でも飛んでいたら、
幼少の頃見た松本零士のアニメそのものの、
メトロポリスです。

その窓一つを購うには、多分普通の人が一生働いて得た金額が必要だと思うと、
なんとまあ、高額な光であることでしょう。

しかし、せっかく苦労して新築物件を手に入れても、
デフレ時代にはすぐ中古になって価値も下がるので、
ローンを組んで住宅を買うのは、金額だけを考えるのならば、
あまり得とは言えないかも知れません。

でも、
今の所、賃貸では自由に間取りなど変えられないから、
ただ、住まうだけ以上を考えると、不動産欲しいですよね。
趣味の空間を作る。
古びたビニールクロスに囲まれるのではなく、しっくいや無垢の木に
囲まれてたい。
自分の感性が反映した空間に囲まれて過ごしてこそ、
大人の巣ごもり空間でしょ。                                最近は、駅近割安で優良な中古物件を買って、                        
作り替えて住むという選択肢が注目されています。
新築が買えないから中古にするというのではなく、
新築と同じ金額を出しても、こだわりの空間に住みたいという
人が増えているのです。
住宅リフォーム市場は、その面で2極化時代を迎えています。
一つのベクトルは、低コスト化。もう一つのベクトルは、
適正な値段で、お客様の要望を実現し満足度を高めるやり方です。 
 

六本木ヒルズ展望台より


プロフィール

材木店店長

Author:材木店店長

記事中の写真はクリックで拡大します。


ウェブで 木材の通販 (塗装、組み立てなどの加工 も 可能) のほか、 一級建築士として、住宅の設計施工もしています。フランス語を勉強していた筈なのに、何故? しっくいや無垢の木など、自然素材を使った住宅設計が分野です。


大したことはないですが、昔からの材木族のため、木材の種類には少しは詳しいかも知れません。

趣味は建材のカタログを読むことと、文章を読んだり書いたりすることです。


この世の中にまだない、いいものやいい仕組みを作ることが
できるのではないか,
自分は何かできるのかと発達するウェブの世界をのぞく度、心震えています。



わくわくすることに出会うと、我慢出来ずに没頭するけど、
そんなんで生きて行けるのだろうか。周りの人は大丈夫なのか?


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