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木材の規格

 木材の品質基準はJAS(日本農林規格)で決まっています。
節があるものと、ないものでは全く値段が違います。
 それはなんとなく想像がつくのですが、なんと、
「節がない」というのは、一本の木の各面において
JASでは規定されています。
その木が一面無節か、かね折無節なのか、4方無節なのか、
製材品には書いてあります。

 無節という注文だけでは、幾つの面が節なしなのか、
全く分かりません。
 一般には節がない、といえばその木全体に節がないだろう、と
思いがちですが、
木材の世界では、一面のみ節がない、と把握されます。
木の生育を考えれば、節のない状態の方がまれなのでありますが、
そこまで普通は思い至りません。
しかも、
JASでは、無節の下に等級として、上小節、小節、並材の
区別を設けています。
ちなみに、
「生節10mm以下が2m以上のものにあっては3個以内」
これがJASの上小節です。
「生節20mm以下が2m以上のものにあっては6個以内」
これがJASの小節です。
しかし、そんなものを暗記している人はいないので、
人によって、「小節程度」は随分差があります。
そのため、
「注文と違う」
「そんなもの、この値段ではとれっこない」などという、
理解がない故のトラブルの原因になったりします。
しかも、四面あるうちの、一面の話なので、一本の木を指定するには、
4面全ての状態を想像する想像力が必要です。















軒9m 高さ13mの秘密

 建築を勉強していると、やたら出てくる、
「軒高さ9m 高さ13mを超える」の文字。

メジャーですよね。建築基準法では。
何?知らない?
例えば、建築物の確認申請を受けるときに、建物の種類を
決めているのですが、それにも、
「軒高さ9m 高さ13mを超える木造建築物」と、それ以外という分類があります。
建物の規模で何かを決めるとき、基準となるのが、
軒9 高さ13なのです。

軒高さ9m 高さ13mの木造建築ってイメージできませんよね。
一体何階建ての、どんな建物をイメージして、この高さなのか。

なんでこんな中途半端な数字なんだろうって疑問に思いませんか?

軒高さ9m 高さ13mを尺に直します。一尺を303mmとすると、
軒高さ29.7尺 高さ42.9尺になります。

関東大震災の翌年(1924)改正された「市街地建築物法」では、
木造建築物の最高高さは軒高さ30尺、高さ42尺とされています。
つまり、軒高さ9m 高さ13mはここから来ているんですね。

昔は殆ど、木造でしたから、関東大震災を受けて、
3階建て以上の木造を建てては危険だから、やめなさい、という
法律を作ったんですね。
その名残がいまも法律に残っているわけです。






プロフィール

材木店店長

Author:材木店店長

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ウェブで 木材の通販 (塗装、組み立てなどの加工 も 可能) のほか、 一級建築士として、住宅の設計施工もしています。フランス語を勉強していた筈なのに、何故? しっくいや無垢の木など、自然素材を使った住宅設計が分野です。


大したことはないですが、昔からの材木族のため、木材の種類には少しは詳しいかも知れません。

趣味は建材のカタログを読むことと、文章を読んだり書いたりすることです。


この世の中にまだない、いいものやいい仕組みを作ることが
できるのではないか,
自分は何かできるのかと発達するウェブの世界をのぞく度、心震えています。



わくわくすることに出会うと、我慢出来ずに没頭するけど、
そんなんで生きて行けるのだろうか。周りの人は大丈夫なのか?


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