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リサイクルと資源の持続性

リサイクルと資源の持続性

ゴミの分別って、面倒ですよね。「お前はプラか?プラなのか?」よくわたしも、

ゴミと話しています。

こんなに苦労して「リサイクル」しても、それは、資源の枯渇をゆっくりにするだけで

いつかは、なくなってしまうわけです。

樹木は、大気中からCO2を取り込み、炭素を固定して、
建築材料となります。
乱暴に言えば、植えればまた生えて来る。
枯渇しない唯一の資源と言えるわけです。



日本4つ分

人は家がなければ、暮らせません。家は材料がなければ建ちません。

あるデータによれば、1ha(10000平米)の杉林によって、309.4りゅうべ(立方メートル)の製材品が

できるそうです。

そこから、35坪の家を建てます

1haの林によって、その家が、17軒立ちます。

そこに、家族5人が暮すとすると、

5人x17軒で85人分の居住空間ができるわけです。

 そこに33年間暮すとすると、85人が33年間暮らせる空間が1haの杉人工林によって

できることとなります。

これを、地球規模に拡大しますと、ええと、総造林面積は1億四千万ヘクタール。

分かりにくいから、国の大きさで換算すると、日本が3778万ヘクタールなので、

日本4つ分、または、中国の1/6で世界中の人が33年住める、ということになります。

35坪に5人は狭い、杉の密に植えた人工林は手入れも必要で、

どこにでもできる、というわけではないので、この数字は、多いか少ないかわかりませんが、

まさに、循環型社会の理想がここにある、と思うのです。

家の無い人がいなくなるなんて、いいですね。

more trees

坂本 龍一氏が代表として参加している、このプロジェクトを御存じですか?

国内外の、森林のCO2吸収率を上げる為に、投資するプロジェクトです。

賛同人には、ピーターバラカン氏やリリーフランキー氏等が名を連ねています。

その設立主旨には、「古来より、森を失った文明はすべて滅んできたことからわかるとおり、

人類を栄えさせてくれる木をリスペクトし、植樹をし、日本を含め、森を再生させる文化へと

移行すること目的にする」とあります。

地球環境は大事ですね。その一方で、家の寿命はローンが終わるまでの、30年だよなあ

という声を聞きます。せっかく植樹しても、苗木が柱になるまで、その半分の寿命で家が使われるとすれば、

その家は環境には厳しい家になってしまいますね。

木材の性質

木材は結局のところ、強いのか、弱いのか、そういった質問を受けることがございます。

軽さに比べては、強度が大きい。

切る、打つなど、加工がしやすいのに、強度は大きい。

耐えられる以上の力が加わると、突然、ばきん、と壊れる(折れる)

木材、という素材の性質は上記のようです。 また、自然素材ですから、反りや、割れ、などの変形があります。

何か作る場合は、釘で止める、というのは、鉄を溶接するのとは違って、

その接合は「ゆるい」というのを心にとめておいて下さい。

要するに、家具から、家まで、木造というのは、組み合わせ方によって、その「ゆるさ」が

しなやかさに変わり、外の力に対して、強靱なものになっていくのです。

木造住宅は、鉄骨や鉄筋コンクリートの住宅に比べ、沢山の部材でできています。

ベニヤ1枚、木材一本にばらばらにしてしまえば、ポキンと、折れてしまう。

でも、部材を集合させると、強くなる、しなやかに継続できる。

なんだか人間と似ていませんか?

日本の住宅と木材

日本の木造住宅には、アメリカや、カナダからの輸入木材が多く使われていましたが、

最近は、国内産がシェアを拡大しています。中国やインドでは建築需要が高まり、

生産地では資源保護の流れが強まってきたためです。ただ、安いからと言って、盗伐材などを使って、

知らないうちに、自然破壊に加担しないようにしたいですね。

当社の木材、ベニヤは、正規の流通を通って、合法的に伐採された木材のみです。

木質構造と地球環境

温暖化、について、建築の影響は大きなものがございます。

木材と、アルミ、セメント、鉄、建築材料ごとの、炭素排出量を比べてみましょう。

1000gの鋼やセメントを作る為には、170-240gの炭素を使います。

一方、木材は、炭素排出量はマイナスです。1000gの木材には、その半分の炭素が固定化されているのです。

木を適正に利用する事、木造住宅を手入れして、長もちさせて使う事は、とっても環境にいいのです。

プロフィール

材木店店長

Author:材木店店長

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ウェブで 木材の通販 (塗装、組み立てなどの加工 も 可能) のほか、 一級建築士として、住宅の設計施工もしています。フランス語を勉強していた筈なのに、何故? しっくいや無垢の木など、自然素材を使った住宅設計が分野です。


大したことはないですが、昔からの材木族のため、木材の種類には少しは詳しいかも知れません。

趣味は建材のカタログを読むことと、文章を読んだり書いたりすることです。


この世の中にまだない、いいものやいい仕組みを作ることが
できるのではないか,
自分は何かできるのかと発達するウェブの世界をのぞく度、心震えています。



わくわくすることに出会うと、我慢出来ずに没頭するけど、
そんなんで生きて行けるのだろうか。周りの人は大丈夫なのか?


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川島材木のページにリンク<br />

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